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代表金塚のブログ「平和の奇襲攻撃③」

平和の奇襲攻撃③

ハワイボランティアも二日目を終え、

今回もう一つの大きなイベントがある三日目を迎えた。

その前に・・・

二日目のボランティア終了後の大事なイベントを書き忘れたので

ここで紹介しておきます。

なんと、我ら塗魂ペインターズをハワイの日本領事館がご招待下さった。

領事館に入るのなんてのは生まれて初めてだ。

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我らのためにお茶会をひらいてくださった。

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この方が在ホノルル日本総領事の三澤様。

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その後は歴史ある日本領事館の庭園で記念撮影

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ともあれ、凄い体験をさせていただいた。

さて、いよいよ三日目である。

今日は、パールハーバーにての大事な式典。

今から75年前の12月7日、日本軍が真珠湾に停泊するアメリカ太平洋艦隊に対して

奇襲攻撃を行った場所である。

炎上する戦艦アリゾナ

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この攻撃でアメリカは民間人を含む約2400名の尊い命が失われた。

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パールハーバーのアリゾナ記念館には米海軍のボートで向かう。

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戦艦アリゾナはこの下に今も眠っている。

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いよいよ式典が始まり、戦没者名簿の前で我が塗魂ペインターズ・安田会長のスピーチが始まった。

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スピーチが終わると大きな拍手が響き渡った。

ここはつい先日、戦後70年の節目であることを踏まえ、中谷防衛相が献花をした場所である。

そこに塗魂ペインターズも不戦の誓いを込めて献花を行った。

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記念館の真下に眠る戦艦アリゾナからは、75年経った今でも重油が流れ出ている。

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式典が終わり戻ると、驚いたことに大きな虹が架かった。

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どうやら塗魂ペインターズというペンキ屋集団の「平和の奇襲攻撃」を歓迎してくれたようだ・・・

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ここに世界一のペンキ屋集団「塗魂ペインターズ」の「平和の奇襲攻撃」の想いをとどめ置きたい。

以下安田会長スピーチ全文

「あれは、1941年の12月7日…。 日本の軍国主義が、虹の楽園であるここ真珠湾を襲いました。 犠牲になったのは、 罪のない、2400人にものぼる尊き人たち…。 どんな言葉をもっても、戦争を正当化する事はできません。 過去に目を閉ざす者は、 現在にも、盲目となります。 ゆえに、 まずは一人の日本人として、 過去の軍国主義の過ちを、 厳粛に受け止め、 ここに眠る、罪のない皆様の ご冥福を、 心よりお祈り申し上げます。 過去の過ちから目を背けるのではなく、 真正面から見据えていき、心に刻み込む…。 それが、同じ過ちを繰り返さないことに通じていくと信じます。 そして今ここに、眠っている皆様のみならず、 戦争で犠牲になった、全ての皆様の、 供養にもなると信じています。 ご冥福をお祈りすると同時に、 本日、私たちはここハワイより、 人類平和の、旭日を輝かす、 決意をしてまいります。 私達は、日本のペインターです。 普段は、ビルや家のペンキ塗りの仕事をしています。  過去を知り、現在を見つめ、 未来に、思いを馳せるとき、 一人の人間として、 私たちは、建物やビルだけではなく、 もっともっと大切なものを、 塗り替えたいと思っていました。 それは…人々の心です。 ゆえに私たちは、 このチームを結成したのです。 このチームの名は、 魂を塗ると書いて、トーコンと発音し、 ペインターズの名に冠して塗魂ペインターズと申します。 私たちには、夢があります。 それは、 戦争のある時代から、平和な時代へと、 歴史を塗り替えたいという夢です。 今年、日本では、戦後70年の節目をむかえました。 しかし悲しいかな、世界ではこの70年間、 紛争がやんだことは一度もありません。 たったの一度もです。 民族対立、紛争、テロ、 ヘイトスピーチ、児童虐待…。 これは物質的に恵まれている、 先進国でも例外ではありません。 70年前の悲劇は、けして過去のものではなく、 今なお、世界の様々な場所で起こっております。 いったい、何故これらの諸問題はなくならないのか? いつまで、このような戦争の流転が続くのか? 私達は、もっと根本的な理由があると考えます。 それは、心の中にある「差異」へのこだわりと考えております。 肌の色の違い、民族の違い、国家の違い、宗教の違い、 習慣の違い、文化の違い、そして価値観の違い…。 この差異へのこだわりが、 相手に対する理解を妨げ、 ときには、恐怖や嫉妬を生み、 ついには憎悪となり、 戦争を生むのではないでしょうか… ではいったい、この戦争が絶えない時代から、 恒久平和の時代へと、 歴史を塗り替えるためにはどうしたらよいのか…? もちろん経済も大切、政治も大切、 国際機関の強化も大切ではあります。 しかし一番大切なのは、 人々との友情の輪を広げ、 差別の心を転じてゆくこと。 多様性を重んじ、人を重んじる 「心を塗り替える」ことだと考えます。 実はそれこそが、迂遠の様に見えて、 最も近道だと信じます。 見た目の違いは、 差別の対象ではなく、 かけがえのない「個性」なのだと信じます。 ゆえに私たちは、 自分たちに、何が出来るかを考えて、 自分たちの出来る技術を駆使して 自分たちの住む地域から、 自分らしく、友情の輪を広げてまいりました。 一人一人の心の中に、 平和の砦を築きたいとの祈りをこめて…。 そして今日、 戦後70年の節目に、日本に留まることなく、 かつては戦争を仕掛けた、 ここハワイから、 世界平和を築く、わずかな行動を決意したのです。 ある人は言う、たかがペンキ屋にいったい何が出来るのかと…。 しかし、 いつの時代も、名もなき庶民が歴史を作ってきたことを、 私たちは知っています。 自らの可能性を否定しない、 強い意志をもち、活動的で献身的な庶民が、 文化の総体を変革しゆく事も知っています。 そして大切なのは、 人数の多さではなく、連帯の 「絆の深さ」であることも知っています。 私たちは、 政治家や博士、金持ちや貧乏人、男や女である前に 誰もが一人の「人間」だということ。 日本人やアメリカ人、キリスト教徒や、 イスラム教徒である前に、 誰もが一人の人間だということを知っている…。 そして、実は、 全世界の人々が、誰一人の例外もなく、 私たちと、全く同じように、 家族を愛し、友を愛し、美しい自然を愛する、 一人の「人間」ということを知っております。 ゆえに、今日、私たちは、 あらゆる差異を、かけがえのない個性と捉え、 世界市民なんだと自覚し、 魂を塗る職業を生業とする、 ペンキ屋として、 今ここにいる人たちと、 この地に眠る人々に誓いたいのです…。 多様な文化、異なる価値観を、 互いに認め合いながら、 共生共存を模索してきた、 ここ美しいハワイから、 世界の人たちの、心を彩る、 平和への運動を開始させていただきます。 今日は、私たち日本のボランティア団体を受け入れてくださり、 本当にありがとうございました。

塗魂ペインターズ会長 安田啓一」

以下英文

First, I would like to thank all of you for inviting me today. It is a great honor to be given this opportunity at Arizona Memorial. Pearl Harbor, this wonderful and pleasant resort of Hawaii, is sadly always linked with the beginning of World War II. On December 7th, 1941, more than 1,100 people were killed by the Japanese militarism. And as I stand here today, I have a feeling of deep apology of what Japan has done. What has happened cannot be erased, I feel a duty and an obligation to learn a lesson from this war memorial. From here, Pearl Harbor, Hawaii, we must emerge and ask ourselves the true meaning of world peace. Let me introduce myself, and I apologize if my English is slightly inconvenient. My name is Keiichi Yasuda. I am the Head of a volunteer group called “To-kon Painters”. Including myself, we are all painters. We run our business by painting buildings and houses at the best quality. After painting walls and interiors of our fellow customers for over years, we realized that painting is not only for painting buildings and houses, but also painting people’s hearts and emotions. As a painter, and as a member of the world, for the better future, we want to paint people’s hearts. This is the policy of our team-name “To-kon Painters”. “To” means “to paint” in Japanese, and “kon” means “spirit”. “To-kon Painters” has a dream. Our goal is to paint the world with a pleasantness, gentleness, and warmth. 70 years have passed since the end of World War II. This 70 years, I think, was the time for world to learn a big lesson. But sadly behind the curtain, there are still conflicts and disputes happening in parts of the world. Ethnic conflict, terrorism, hate speech and child abuse, these tragedies still continue in the world of today. And the sadness and hatred leads to another conflict. Is there anything we can do to stop this spiral? What could we do to repaint the new century more peaceful? According to UNESCO Constitution, “Wars began in the minds of men” and UNESCO also says all people must “build the defenses(fortress) of Peace”. All we need is to understand and respect the other person’s religion, Nationality and ethnic groups. All these things are their own characters and personalities. None of these shall be a reason of discrimination. The most important thing is to respect diversity. We painters painted buildings and houses, and why not paint a fortress. We have already done volunteer paintings in many prefectures in Japan to paint people’s heart with peace. Although we are not a big team yet, but we do have a strong bond and we believe in our potential. It doesn’t matter if you are rich or poor, men or women, Japanese or American, Christian or Muslim. We are all human who love our family, friends and this beautiful nature. Today, we “To-kon Painters” want to declare as the member of the world. To paint everyone’s spirit and hearts with the color of peace. Let us start the actions here today at Pearl Harbor, Hawaii, the state that many cultures existing together in harmony. Movement to paint people’s hearts with joy, love and peace starts from today, on the 70th year of the end of World War II. Thank you for listening.

 

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金塚 浩一

自分の建物で事前に100点満点の塗り替え色を見つけるいちゆうのカラーシミュレーション
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