防水の重要性
見かけは問題なさそうな建物でも、構造や経年によって、見えないところにクラックや劣化が生じます。
クラックなどから雨水が建物内部に浸入すると、天井のシミや悪臭、腐食の原因になり、生活環境が悪化します。
防水工事は、文字通り雨水から建物を守るということだけでなく、生活する方の健康を守ることにもつながるのです。木造家屋では雨水が外壁内部の柱や梁を腐らせ、住宅そのものの耐久性に影響を与えます。
外壁の塗装は建物を美しく見せるだけでなく、雨水などから守るためにも重要です。漏水すれば、不快な思いをしたり財産の損失になるばかりでなく、建物の寿命を大きく縮めてしまいます。塗り替える前にしっかりとひび割れを補修することが重要なのです。
伸び縮みする性質により、建物の動きやひび割れに塗料が追随し、水が浸入する隙間を作りません!!
さらに、日本より紫外線が強いオーストラリア生まれの塗料なので、チョーキングが起きにくく寿命が長い!
一般的な弾性塗料より長く性能を維持できるので、トータルでのコストを抑えることができます。
しかも、遮熱性能で光熱費削減!
塗るだけで室内温度が3~5℃低下。室内が1℃下がれば、光熱費が10%削減できると言われています。
エアコン代などや地球温暖化対策に貢献できます。
ベランダ防水工事の手順(FRP防水の場合)
高水圧洗浄
専用の高水圧洗浄機により長年の外壁に付着した汚れ・コケ(苔)・水アカ(水垢)等を取り除いていきます。
汚れをしっかりと落とさないと塗料が密着しません。高水圧洗浄は、塗装の工程でも、とても重要な作業工程です。
2.下地調整
この部分でサンダー掛けやペーパー掛けなどを行い、下地に最適な状態に整え、その後、平滑が保たれていない部位には調整を行います。
3.下塗り
プライマーと呼ばれる下塗り材を塗布します。この塗料を使って下地のひび割れ・ピンホールなどを塞ぎ、膨れなどを防ぐための密着性を向上させることができます。
4.FRPライニング(1回目)
防水効果のある塗料を一度塗ります。目的の塗料を塗ることになりますが、この塗料を塗った後、もう一度サンダー掛けを行う場合があります。その後、最後の塗装に進みます。
5.FRPライニング(2回目)
1回目のライニング処理が終わり、完全に硬化するのを待って、その上にさらにガラスマットを敷き込み再度ポリエステル樹脂を使って脱泡作業を行います。これにより浴槽と同じくらいの強度を保つことが出来ます。
6.トップコート塗り
防水剤自体には耐候性が無く、このままでは劣化が急速に進みます。それを補うために耐候性の良い塗料を使ってトップコートを塗り込みます。メンテナンスとしては古くなった防水層もこのトップコートを再塗装することにより長期にわたり防水性能を保持させることが可能になります。