5.212019
高水圧洗浄でお家丸ごと洗います。
みなさんこんにちは。
相模原市・町田市・八王子市と幅広く、お客様の為に、塗装・防水工事を行っております。
一友ビルドテック株式会社 須田です。
外壁塗装とは言ってもどのように施工するのでしょうか?
施工のようすをご紹介します。
本日は
「高水圧洗浄」
について書いてみたいと思います。
そして、いつものように解説付の写真と動画で見てみましょう。
それでは本日のブログスタートです!
↑こんな記事を読んでもらえると、塗装がどんな意味を持つのかお分かりいただけると思います。
高水圧洗浄について書いてみます!
・足場がたって
・高水圧洗浄をして
・養生をして
・シーリングの打ち替えをして
さあ
いよいよ塗装します。
高水圧洗浄
つまり
おうち丸ごと水洗いです。
職人さんは専門用語で『洗い』なんて言います。
文字通り高圧の水でおうちを洗浄することです。
「汚れを落として外壁や屋根を洗う工程は必要ないんじゃないの?」という方もいらっしゃるでしょう
風が強ければ水が飛散しますし・・・
おうちの周辺はびしゃびしゃになりますし
水道代も電気代もかかります。
ここまでして「高水圧洗浄」をする必要があるのでしょうか・・・
外壁・屋根塗装になぜ高水圧洗浄が必要なんでしょうか。
建物の大きさや塗布する塗料によって数百万円規模になる塗装工事
この工程の中に高水圧洗浄があります。
この高水圧洗浄でも数万円かかることもあります。
この工程はとても重要な役割を担っています。
洗浄機がなかった時代はもちろん手作業で行っていたのです。
今でも手作業でやろうと思えばできる作業ではありますが、一般的に「洗浄機」を使って行う作業になります。
高水圧洗浄によって塗料が屋根や外壁にしっかりと密着する。
外壁や屋根に塗装によってできた塗膜は、1年365日屋外で紫外線・風雨・排気ガスなどににさらされます。
経年により耐久性が劣化していきます。
劣化した屋根や外壁はちょっとづつ粉化していきます。
これを「チョーキング現象(白亜化現象)」といいます。
外壁の表面を手で触ると手が白くなりませんか?これがチョーキング現象です。劣化により塗膜がはがれてきてしまっているということです。
チョーキング現象が起こっている外壁にそのまま塗料を塗布しても粘着力がありませんのでほどなくしてはがれてしまいます。
せっかくいい塗料を塗装しても本来の耐候性や耐久性が発揮されません。
これをしっかり落とす作業が「高水圧洗浄」です。
もちろんこのほかに、カビ・コケ・藻・汚れも落としますよ。
色々なところで「チョーキングまで落とし切るのが良い洗浄」って書いているんですけど
私はそうは思いません。
業務用の高水圧洗浄機は、家庭用の洗浄機の比ではないほどの「水圧」がかかります。
業者が使用する洗浄機は外壁には1平方㎝で100~150キロ
屋根には130キロ~200キロくらいの圧力がかかるものを使用します。
どれくらい強力なのかというと、家庭用のケルヒャーなどの高水圧洗浄機の2倍くらいといわれています。
それでもすごい圧力がかかることはお判りいただけたと思いますが
仮に、150キロの水圧の洗浄機のノズルを真上に向けて水を出したとすると約150mまで上がるくらい水の勢いがあります。
(私は科学者ではないのでおおよその計算になります。違ってたらごめんなさいね)
本題に戻ると・・・
この水圧で「洗浄」を行いますので、洗うというよりは、「外壁や屋根についた不要なものをがりガリガリ削り落とす作業」にかなり近いのです。
確かに余計なものを削り落としきれいにすることはもちろん重要なことですが
築年数が経っていて、屋根や外壁がもろくなっているおうちにそんな水圧のものをかけ続けたら、外壁や、屋根がはがれてしまうこともあります。
これは職人がしっかりと現場で判断してここまで洗浄するということを見極めてやっています。
このように見極められないと逆に不安になってしまいます・・・
基本的なボーダーラインは、洗浄で下塗りが外壁や屋根にしっかり浸透する状態にする。ことです。
稀に、そこまで洗浄をかけられない建物もあります。
そんな時は・・・もちろん塗料の密着はすごく大事です。
しっかり乾燥させた後に「ケレン」作業を行い、その上に「上塗りの密着をしっかりとする下塗り材」を塗装します。(2回塗ることもあります。)
高水圧洗浄の単価は?
高圧洗浄の単価は1㎡ 200円~300円くらいです。
外壁・屋根塗装の費用の中では安い部分にあたりますが、この料金よりもあまりにも安かったり、逆にあまりにも高かったりする業者には注意が必要です。
水道代はお施主様のご負担になります。
水道代ってどれくらいかかるの?
おおよそでしかお伝え出来ないので、概算ということで認識していただけるといいかと思いますが
業務用高圧洗浄機の吐出水量(出る水の量)は大体毎時400~600リットルくらいなので
600リットルと仮定します。
高水圧洗浄は約1日かかりますので仮に10時間かかったとしましょう。
使用する水量は1時間で600リットルなので、10時間で6,000リットルですね。
すごい水量を使用している感じがしますが、水道代に換算するとそうでもないんですよ。
確かに2リットル100円のペットボトルを買えば3万円もかかっちゃいますけど、水道代はそんなにかかりません。
お住まいの水道局によって水道代は違いますが、ここでは神奈川県相模原市の水道料金と仮定して計算してみますね。
参考:神奈川県家事用水道料金
6000リットル=6立方メートルで710円です。(あくまでもおおよそです)
月の使用量が6立方メートルということはないと思います。
その月のそれまでの使用量によって計算式が変わるので、もっと高くなる場合もあります。
もちろん10時間かかったとして、ずっと水を出しっぱなしということはありませんのでもっと水量は少ないと思われます。
さらにいちゆうでは、お水の無駄使い防止のために自動的にストップがかかる「フロート」というものも使用しています。
きっと、思っていたほどに高額ではなかったのでしょうか。
お施主様のご負担になるので、安価で「使い放題!」と思っているわけではありませんが、思ったより高額な水道料金になることはないと思います。
普段できない屋根や外壁を数千円程度で高水圧洗浄のプロの手できれいにしてもらえるなら安い!って思ってもらえるととっても嬉しいです!
せっかくだから、ベランダ・玄関の土間・網戸・シャッターや塀などをついでに洗浄してもらえませんか?
っていうご要望もお受けできる場合があります。
『破損してしまうのでできません。』
『近隣と接近しているので難しいです。』
等のお返事になってしまうこともありますので、管理担当者もしくは伺った担当の職人に聞いてみてくださいね
さて洗浄の様子を写真と動画で見てみましょう。
しっかりと洗浄した後は
しっかりと乾燥させることもまた大事です。
おおよそ天候や気候にもよりますが
おおよそ一日以上乾燥させます。
濡れた状態で塗装はできません。
以上高水圧洗浄についてでした。
2019年5月21日更新