屋根リフォームの工事を行う場合、手段として考えられるのは「塗装」「カバー工法」「葺き替え」の3つです。
塗装
メリット
- 費用が安い
- 工期が短い
デメリット
- 他の方法よりも耐久年数が低く、次のメンテナンスまでの期間が短い
- 雨漏りしていた場合は止められない
カバー工法
既存の屋根材の上に重ねて新しい屋根材を貼る工法です。 塗装よりも高価ですが、葺き替えよりも安価です。なるべく安くリフォームをしたいが屋根の状態に問題があり、塗装ができない場合にカバー工法を選択するお客様もいます。
メリット
- 塗装よりも耐久年数が長い
- 葺き替えより費用を抑えることができる
- 葺き替えよりも工期が短い
- 屋根からの雨漏りを止める事ができる
デメリット
- カバー工法で使われる屋根材は軽量な板金ですが、既存の屋根に貼るので若干屋根が重くなる
- 既存の下地材が弱かった場合は、新しい屋根材が固定されない場合がある
- 築年数が古い場合、カバー工法はできない(一友ビルドテックでは、築25年をひとつの目安としています)
- プロにしかわからないレベルで、葺き替えよりも美観が劣る
葺き替え
既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材を取り付ける方法です。廃材処分費用と解体費用がかかるため、カバー工法よりも費用が高くなります。
メリット
- 葺き替え工事では屋根が新築同様になりますので、選ぶ屋根材によっては20年以上リフォームの必要がない
- 屋根材を剥がす事により、下地材の状態を把握できますので雨漏りの予防をする事ができる
- 選ぶ屋根材によっては、工事前よりも屋根を軽くする事ができますので、耐震対策にもなる
- カバー工法で施工できる屋根材よりも、葺き替えで施工できる屋根材の種類が豊富
デメリット
- 塗装やカバー工法よりも費用が高い
- 塗装やカバー工法よりも工事日数がかかる
- 屋根材を剥がすので、工事中の大雨などにより雨漏りを起こすリスクがある(弊社では雨漏りを起こしたことはありません)
- アスベストが含有している屋根の場合は、検査が必要なことがある